つんどく君のつまみ読み

何冊もの本を床に積み上げて、同時並行で少しずつ読んでいます。印象に残った言葉などを記録していきます。

2023-04-28から1日間の記事一覧

『プルーストとイカ』(メアリアン・ウルフ著、インターシフト、2008年)

「プルーストは読書を、人間が本来ならば遭遇することも理解することもなく終わってしまう幾千もの現実に触れることのできる、一種の知的“聖域”と考えていた。これらの初めて触れた現実は、どれも読者がアームチェアにくつろいだままで、その知的生活を一変…

『青春漂流』(立花隆著、講談社文庫、1998年)

「誰かに強いられてするのではなくて、自由に自分の発意でする労働、何らかの欲求を抑圧しながらする労働ではなく、欲求を満足させるための労働、自分の能力を発見できることに喜びを感じられる労働、そういう遊びか労働かわからないような自由な労働の中に…